寝室

寝室でアロマテラピー

ラベンダー、マジョラムがおすすめ

人それぞれ好みの香りがあると思いますが、心地よい眠りにつきたいならば、やはり鎮静効果のある香りを選ぶといいでしょう。
眠りを誘う香りとしては、ラベンダーがよく知られていますが、ラベンダーが苦手ならマジョラムもいいでしょう。
就寝の少し前に、市販のアロマポットや白熱灯に、エッセンシャルオイルを垂らしておき、部屋全体に香りがゆきわたるようにしておきます。。そして、いざ眠るときには、ポットや白熱灯の電源は切るのを忘れないようにしましょう。

和風の「お香」もおすすめ

西洋のアロマテラピーばかり注目を集めていますが、、じつは、日本にも古くから香りによって眠りにつく風習がありました。香枕と呼ばれる箱形の枕の中で香をたき、その香りで心地よく眠れるというものです。
もちろん、いまではそんな風流な枕はほとんど見ませんが、寝る前に香をたきこめるだけでもいいでしょう。西洋風の香りがしっくりこなかった人も、日本のお香なら合うかもしれません。

手軽にアロマを楽しむ

アロマテラピーに興味はあるけれど、アロマポットを買ったり、それを電気で温めたりするのはなんだか面倒、と思って敬遠しているかもしれませんが、別にアロマポットなどを買わなくても、お気に入りのエッセンシャルオイルを一つ購入すれば香りを楽しむことができます。
オイルをガーゼやハンカチなどに数滴垂らして枕元に置いておくだけで、立派なアロマテラピーです。オイルは一度にたくさんつけすぎず、すこしずつ増やしていくようにして、好みの香りの強さに調整します。
こんなふうに手軽に楽しめるのもアロマテラピーのよいところです。

精油の使い方

女性誌では、アロマテラピーの特集が多く、香りが美容や健康にもたらす効果のあれこれが紹介されています。しかし、これだけ人気の香り療法は、男性にもおすすめです。
小さなエッセンシャルオイルを一瓶でももっていれば、たとえば営業でいろいろな人が使うクルマのニオイ消しに使ったり、会議中のひと息入れに、ティッシュにたらしたものを準備しておいて、鼻をかむふりで気分転換するなど、使い道はいろいろあります。
もちろん、睡眠前もリラックス効果をもたらしてくれるし、出張先のホテルや海外へのフライトの機内など、どこでも使えて重宝します。香りの効果は、意外にも強力でリラックスしたり、緊張感をほぐすなどおすすめです。
眠れない | アロマテラピーの効能・効果

眠れないだけではなくその他の症状にもアロマテラピーの効能・効果でたくさん紹介されています。

換気も重要

寝室は閉めきらない

ふつうの居間で大人1人が必要とする換気量は、1時間に50立方メートルです。もちろん、ストープなどをたいていない状態です。
酸素を吸って二酸化炭素を出すという呼吸だけで、窓を締め切ったごくふつうの居間では、1時間に最低1回、できれば2回程度の換気が望ましいということです。
睡眠中は呼吸回数も少なく、吐き出される炭酸ガスも昼間より減るので、必要な酸素量も日中ほど多くはありません。といっても、平均睡眠時間を8時間と見なすと、室内の空気の汚れは相当量になります。かといって、就寝中にわざわざ起き出して窓を開けたりするのは、現実的ではありませんから、ドアやふすま、換気窓などをすこし開けておけばいいでしょう。しっかり閉めきらないで、少し隙間をあけておくだけで十分です。

寝室の空気は清浄に

睡眠が深くおだやかなものであるためには、空気がきれいで陰イオンの多いことが条件となります。喫煙や石油ストープの燃焼などで汚れた空気のまま休むことは、それだけで安らかな眠りとはほど遠くなってしまいます。昼間は窓を開け、新鮮な空気を取り入れたり、たとえベッド使用でも、ベッドパッドまで干してホコリを排除するなどのケアは必要です。
さらに、寝室の空気をいい状態にするためには、陰イオンを発し、室内の有害微粒子を取り除く空気清浄機の使用が理想的です。
→寝室は、高濃度プラズマクラスター7000搭載 加湿空気清浄機がおすすめです。

布団を敷くときは、必ず窓を開けて換気

いくら掃除に気配りしても、ハウスダストをゼロにするのは困難です。そんなホコリの舞う室内で寝ることほど、安眠の害になるものはありません。
たとえば、掃除機をかけ、拭き掃除をすればいったんは落ち着いたように見えますが、、寝る前に押し入れを開け、布団を出して敷いたら、その行為のためにそこらじゅうにホコリが舞いたってしまいます。
できれば窓を開けて布団の上げ下ろしをするくらいがいいのですが、冬などは寒く窓を開ける気になりません。
せめて布団を敷いたら30分ほど待ち、ハウスダストが舞うのがおさまってから布団に入るようにするほうがいいでしょう。

寝室の掃除機をかけるときは、必ず窓を開ける

畳に布団を敷いて寝る場合、畳の上のホコリを吸わずにすむよう朝も晩も掃除機をかけ、すこし神経質でも清潔にと考えたとしても、その方法が間違っていると効果は逆効果になってしまいます。その原因がハウスダストで、掃除機をかけるとゴミは吸っても、掃除機の排気口から出てくるミクロン単位以下のホコリが、排気の風圧で掃除機後部から空中に舞い上がってしまうのです。
排気性能強化でダスト防止という機種もありますが、基本的に排気は汚れた空気と認識し、窓を開けての換気を忘れずに行います。
ただし、花粉のシーズンは逆効果になることもあるので注意します。
安眠のための空気清浄化には、細心の注意が求められます。もちろんカーペットを敷いた上でのベッド生活でも同じことがいえます。

エアコン内部の清掃は大事

寝室の温度や湿度を快適に保つのに欠かせないエアコンですが、ストープのように空気を汚すことなく室内を暖かくしてくれますし、寝苦しい夏の夜は涼しく、ジメジメした梅雨時も除湿機能でさわやかにしてくれます。
最近は花粉の除去やマイナスイオン発生装置つきなど、まさに1年中大活躍の家電です。それだけに、つい忘れがちなのがエアコンのお手入れです。フィルターの定期的な掃除を行なうと同時に、送風口のホコリや汚れを取り除いたり、アルコール分の多いエッセンシャルオイルで本体を磨いて、送風のときいい香りが漂うようにするなど、ていねいなケアが安眠につながります。

暖房器具は窓際に設置

冬の寒さは、貴重な睡眠を、途中でたびたび中断させてしまいます。そこで寝室の暖房の重要性にいきつくのですが、暖房器具の扱いひとつで、快適にも睡眠不足にもなるので注意しましょう。
まず、室内で冷気がいちばん入ってくるのは窓際からです。いくらサッシできっちり閉まっているようでも、壁の厚さとガラスの厚さでは比較にならないからです。熱伝導率も違います。そこで電気ストーブのような、空気を汚す心配の少ない暖房器具を窓際に置いて室内に向けるのが、寝室暖房の基本です。

寝室に置く小物でも安眠を左右する

音がストレスならアナログ時計は置かない

「カチカチカチ」と規則正しく時を刻むアナログ時計の音は、ある意味で眠りに誘う数のカウントには、最適で、羊の数を数えるよりもおすすめです。といっても、それは健康でほどよく疲労していて、そんなことをしなくても眠れるという人にとっての場合です。
寝つきが悪く、「早く眠りたい」とストレスを抱えている人にとっては、どんどん過ぎていく時間を、刻一刻告げる音になってしまい、悪循環となってしまいます。
だから、そういった人は、寝室にはアナログ時計を置くのはおすすめできません。昼間は、全く気にならない時計の音も、眠れない状況下で聞く音は、イライラを助長させてしまいます。
デジタル時計で音がしないといっても、夜光性の文字盤なら、それが目に入るだけでも安眠を邪魔する場合もあります。
目覚ましとしてどうしても必要な時計でも、アナログはやめにして、デジタルでも目に見えないところに置いておくのが安眠を妨げない方法です。

時計の置く場所

不眠症かもしれないと不安な人や、どうも眠りが浅いような気がするという人は、あえて時間を気にしないようにしたほうが安眠には効果的です。
ベッドに入って1時間になるのにまったく眠くならないなど時計ばかり見て気にしていると、かえって睡眠に入りにくくなるためです。その意味で、横たわった位置から時計が日に入らないようにしておくのも方法です。
もし、眠りの途中で目覚めたときも、「なんだ、たった10分うとうとしただけだったのか!」「朝まで、あとちょっとしか寝られない」などといらぬ気を回したりしなくてすむところも時計を視界に入れないメリットです。

留守番電話を使う

心身ともにリラックスしていれば、眠りに入りやすいのですが、その状態を自分でつくり出すのが「自己催眠」という方法です。
捷眠のさまたげになりそうな悩みやストレスから、精神を解放するために、自分で自分に暗示をかける方法です。
いちばん手軽で簡単なのは、トランス状態をつくるために、身近にあるものを利用することです。
それに役立つのが、家庭の電話についている留守番電話装置のライトの点滅。10秒もじっと見つめていると、脳波がリラクセーションモードに入ります。
電話機の親機は寝室に置いて、いざというとき自己催眠に利用できるようにするのも方法です。

寝室に花を飾る

寝心地のいい布団や枕だけがあれば、安眠できるかというと、それくらいでは、不眠は解消できないという人がいるのも否定できません。
もちろん、カーテンや寝具、寝間着だって工夫したが、まだ眠りにつきにくく、眠りが浅いという人の場合、植物の「気」の力を借りてみるのはどうでしょうか?
一般的に「陽」のエネルギーを与えてくれるとされるのがヒマワリです。
この花の季節でもある夏の、パテた体に生気を与えてくれます。
また、ストレスから目がさえて寝つけないというなら、アイリスがおすすめです。
気の流れを促し、心身の緊張を解きほぐす力があります。
もしカスミ草を合わせて花瓶にさせば、精神安定効果を高める。トルコキキョウにも鎮静効果があり、ほかにもスイートピーの甘い香り、レースフラワーの上品な花姿なども、寝室の殺風景さをやわらげ、安眠へのいざないとなります。

花を寝室に置く、安眠効果と似ているもので、香りによるリラックス効果で穏やかな入眠効果を期待するのであれば、アロマテラピーなどもおすすめです。