音がストレスならアナログ時計は置かない
「カチカチカチ」と規則正しく時を刻むアナログ時計の音は、ある意味で眠りに誘う数のカウントには、最適で、羊の数を数えるよりもおすすめです。といっても、それは健康でほどよく疲労していて、そんなことをしなくても眠れるという人にとっての場合です。
寝つきが悪く、「早く眠りたい」とストレスを抱えている人にとっては、どんどん過ぎていく時間を、刻一刻告げる音になってしまい、悪循環となってしまいます。
だから、そういった人は、寝室にはアナログ時計を置くのはおすすめできません。昼間は、全く気にならない時計の音も、眠れない状況下で聞く音は、イライラを助長させてしまいます。
デジタル時計で音がしないといっても、夜光性の文字盤なら、それが目に入るだけでも安眠を邪魔する場合もあります。
目覚ましとしてどうしても必要な時計でも、アナログはやめにして、デジタルでも目に見えないところに置いておくのが安眠を妨げない方法です。
時計の置く場所
不眠症かもしれないと不安な人や、どうも眠りが浅いような気がするという人は、あえて時間を気にしないようにしたほうが安眠には効果的です。
ベッドに入って1時間になるのにまったく眠くならないなど時計ばかり見て気にしていると、かえって睡眠に入りにくくなるためです。その意味で、横たわった位置から時計が日に入らないようにしておくのも方法です。
もし、眠りの途中で目覚めたときも、「なんだ、たった10分うとうとしただけだったのか!」「朝まで、あとちょっとしか寝られない」などといらぬ気を回したりしなくてすむところも時計を視界に入れないメリットです。
留守番電話を使う
心身ともにリラックスしていれば、眠りに入りやすいのですが、その状態を自分でつくり出すのが「自己催眠」という方法です。
捷眠のさまたげになりそうな悩みやストレスから、精神を解放するために、自分で自分に暗示をかける方法です。
いちばん手軽で簡単なのは、トランス状態をつくるために、身近にあるものを利用することです。
それに役立つのが、家庭の電話についている留守番電話装置のライトの点滅。10秒もじっと見つめていると、脳波がリラクセーションモードに入ります。
電話機の親機は寝室に置いて、いざというとき自己催眠に利用できるようにするのも方法です。
寝室に花を飾る
寝心地のいい布団や枕だけがあれば、安眠できるかというと、それくらいでは、不眠は解消できないという人がいるのも否定できません。
もちろん、カーテンや寝具、寝間着だって工夫したが、まだ眠りにつきにくく、眠りが浅いという人の場合、植物の「気」の力を借りてみるのはどうでしょうか?
一般的に「陽」のエネルギーを与えてくれるとされるのがヒマワリです。
この花の季節でもある夏の、パテた体に生気を与えてくれます。
また、ストレスから目がさえて寝つけないというなら、アイリスがおすすめです。
気の流れを促し、心身の緊張を解きほぐす力があります。
もしカスミ草を合わせて花瓶にさせば、精神安定効果を高める。トルコキキョウにも鎮静効果があり、ほかにもスイートピーの甘い香り、レースフラワーの上品な花姿なども、寝室の殺風景さをやわらげ、安眠へのいざないとなります。
花を寝室に置く、安眠効果と似ているもので、香りによるリラックス効果で穏やかな入眠効果を期待するのであれば、アロマテラピーなどもおすすめです。