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快眠できる寝室 づくり 熟睡できる寝室環境の条件

快眠できる寝室

快眠できる寝室 づくり 熟睡できる寝室環境の条件について紹介します。ストレスは快適な睡眠の最大の敵です。それなのに、やりかけの仕事の書類が寝室に積み上げてあると、それが気になってゆっくり休めません。

快眠できる寝室  寝室には仕事に関するものは置かない

ストレスは快適な睡眠の最大の敵です。それなのに、やりかけの仕事の書類が寝室に積み上げてあると、それが気になってゆっくり休めません。いずれスクラップしようとチェックした新聞や雑誌が、部屋の隅にたまっていたりするのも目の毒です。できるかぎり棚にしまうなど、目に触れないよう片づけて、日常の繁雑さを気にせずに布団に入れるようにしたほうが安眠できるでしょう。
寝室に仕事を持ち込んでしまうと、脳や体が緊張から解き放たれる時間がなくなってしまい自律神経などが不安定になってしまいます。
思い切って寝室は、仕事とは区切りをつけてしまったほうがいいでしょう。

寝室を散らかさない

睡眠を満足なものに感じるためには、起床のときの気分も非常に大きく影響します。とにかく目を開けたときスッキリしているのが重要です。
それが、ベッドサイドに寝る前に飲んだハーブティーのカップがそのまま、読みかけの雑誌が床に散乱、パジャマの上に着ていたカーディガンがくしやくしやに丸まって布団の上…といった散らかった状態では、起きたときの気分がよくありません。
そして、その気分が一日を左右してしまうほど影響力大なのです。寝る前に、ざっと部屋を片づけ・掃除をしておくと、翌朝の気分が晴れやかです。

床・畳・カーペットも掃除

いくら布団を干してホコリをたたいても、掃除機をかけても、それを敷く床のほうが汚れていては、寝心地のいい布団にすることはできません。それというのも、ダニはカーペットや畳のほうにが繁殖しやすく、掃除を怠っていると温床になってしまうのです。

いくら寝具を防カビ製品に換えても、畳の目やカーペットの毛足にホコリが詰まっていたりすると、何の効果もありません。

押入の閉めっぱなしはNG

押し入れは、それでなくても壁とふすまに閉じこめられた空間ですから風通しが悪くなっています。しかも、収納するものが寝た人間の汗を吸った布団とくれば、押し入れの中の湿気は室内の何倍にもなってしまいます。
天日干しで注意しているとはいっても、ときにはふすまを開けて換気をしましょう。

とくに、シーズンオフのこたつ布団や毛布をしまった部分は、つぎのシーズンまで閉めっばなしで、壁に結露を生じやすくりなります。これはカビの原因にもなります。2 天気のよい日の日中に開け放しておく、しまった寝具を取り出して干すくらいの手入れが大切です。

押入の湿気はこうしてとりのぞく

押し入れに布団をしまっておくと、どうしても湿気でニオイをこもらせてしまいます。カビ臭いニオイも気になります。日光に当てて干せるシーズンなら、毎日でも干して、夜のあいだにかいた汗でこもった湿気を乾かします。問題は、梅雨時には、干すこともできず、高い湿度で余計に湿っぽい布団になり、それこそ安眠の大敵となってしまいます。
少しでも湿気を取り除き、ニオイをとるには、レギュラーコーヒーのだしガラを押し入れに入れて置いて快適な布団にしましょう。

もう履けなくなったストッキングのスネ部分を利用し、中にコーヒーかすをよく乾燥させて詰める。この棒状の脱臭・乾燥剤を布団といっしょに押し入れに入れておくだけでOKです。

結露に注意

室内の空気が暖かく湿気を帯びてい、それを隔てる窓ガラスの外の気温が低いとき、室内の湿気がガラスに水滴となってたまるのが結露です。暖房を効かせる冬に、気密性の高いマンションなどで多く見られる現象ですが、これはそれだけ部屋の湿度が高いということになります。

結露を生じていないにしても、押し入れの中はその湿度で、収納された布団がしっとりしてしまいます。
これでは心地よい眠りの得られる寝具とは逆です。
たとえベッドルームで布団は室内に出しっばなしとしても、窓が結露するような寝室なら、やはり布団もそれなりの湿気をふくむのです。
湿度50%を目標に、まずは結露しない部屋を日指して除湿の工夫をしたほうがいいでしょう。

寝室でアロマテラピー

布団を敷く場所も考える

毎日同じ場所には敷かない

畳に布団を敷いて寝るのは、湿気予防の面からいうとベッドにくらべてデメリットの方が多くなるのは当然です。
同じように、ダニアレルギーの人にも、布団は大敵です。敷いた布団のほどよい湿気、その上に寝ている人間の体温がダニの活動にいちばん最適な環境になってしまうためです。
根本的な害虫退治対策を講じると同時に、毎日の睡眠でもダニの攻撃から体を守る工夫をすることで快眠にもつながります。
それには、毎日同じところに布団を敷かないことです。前夜に敷いた布団で湿気をふくんだままの畳には、ダニの潜んでいる確率が高いためです。

寝室はコルクやフローリンクはNG

洋間の寝室でベッドを置く際、床材に何を使うかも快眠を左右する条件です。掃除のしやすさやベッドを置くことを考えてフローリングにすると、布団のホコリなども目につきやすく、きれいに保てます。すこし床に弾力が欲しいならコルク張りにする方法も思いつきます。 ただ、寝室に必要な保温性、吸音性、湿度調節のことまで気をくぼるなら、ウールカーペットの敷き込みがベストです。もしフローリングなら、せめて温度調節ゆかに床暖房を取り入れたいところです。

フローリンクの上に布団を敷くのはNG

敷き布団は硬めのほうがいいというので、マットレスを敷くのをやめ、フローリングの床に直接布団を敷いて寝る方法が思いつきますがこれはダメ。骨のためにはよくても、フローリングに被害が及んでしまいます。
それが、人間のかく汗による湿気で、毎晩同じ位置に布団を敷けば、湿度で床が濡れて変色の原因になる。フローリングに布団を敷きたければ、スノコを一枚置き、その上に布団を敷けば湿気の逃げ場所があってシミをつくらないですみます。スノコは押入に布団をしまう際にも必ず設置すると湿気対策になります。

北枕は安眠効果大

安眠の基本知識として、もうだいぶ前から「頭寒足熱」と言われてきました。頭は涼しく、足を温かくして眠るといい睡眠が得られるというものです。
その一方で「北枕」は縁起が悪いと言われています。
お釈迦様が入滅したとき頭を北に向けて寝たから、枕を北側にして寝るのは死者だけというものですしかし、涼しい北に頭を向けて寝るほうが理にかなっているのです。なにも迷信にとらわれる必要はないでしょう。

窓際で寝るのはNG

ベッドサイドの窓から外の泉色を眺めたくなるのは、誰もが同じです。病弱な美女の闘病の物語では定番の風景です。
ふつうの人が1日を終えて取るリフレッシュのための睡眠には、ほどよい気温や湿度のある寝室での熟睡が必要です。
もし窓際にべッドがあると、冬は隙間風の寒さを受け、室内でいちばん寒い場所になってしまいます。
冬にかぎらず、朝の冷え込みに、思わずプルプルと目を覚ますこともあるでしょう。
夏は窓を開けておけば涼しくて寝つきはいいかもしれませんが、逆に寝冷えの不安もあります。

東側の部屋はおすすめできない

春分の日を過ぎると、日の出は朝の6時よりどんどん早くなります。東向きの部屋では、それ以前からかなり明るくなった空の気配が、カーテン越しにもわかるでしょう。
ふつう、朝の目覚めは窓から差しこむ光や、鳥の声があれば、どんなに気持ちいいものだろうと思います。しかし、現実はとにかく遅刻しないギリギリまで寝ていたい人がほとんどです。そんな人に、早くから射す日の光は熟睡のさまたげ以外のなにものでもない。できれば寝室は東側の部屋を避け、日光の入らない環境にしておくほうが、睡眠不足を招かずにすみそう。やむをえない場合は、雨戸を閉める、厚地の遮光カーテンを選ぶなど、朝日を防ぐほうが安眠にはおすすめです。

安眠のたのための照明のポイント

寝室の照明は真っ暗にしない

もし夜中に目が覚めて、寝室が真っ暗だったらどうでしょう?健康で、睡眠になんの障害もない人なら、そのままふたたび寝てしまうでしょう。
しかし、神経質な人では、その暗闇が不安を招き、それ以後、また寝るというのができなくなってしまいます。不安などの緊張は、安眠を阻害します。
実験によっても、暗闇では脳波が乱れるということが確かめられていて、おだやかな眠りにつくことをさまたげる条件となります。
ベッドサイドに豆球をともしたスタンドを置くとかコンセントに差し込むタイプのフットライトを用いるなど、寝室を真っ暗にしないライティングの工夫が必要です。

寝室の蛍光灯はNG

眠りにつきやすい人間の心理状態に、光の与える影響は大きく影響します。入眠に関する実験では、光の強弱とともに光の色合いも大きく関係していることがわかっています。
はっきりしているのは、蛍光灯と白熱灯の差で、蛍光灯のような白っぽい照明より、白熱灯の赤っぽい光のほうが落ち着いて眠りにつけます。実験結果では、その白熱灯の赤みをおびた光で、しかも薄暗い状態のとき、一番早くスムーズに眠りにつけるという結果もでています。
寝室は温かみのある白熱灯でおだやかな眠りの環境をつくるのがおすすめです。

ナイトランプは理想的な照明

睡眠態勢に入るのに、明るすぎては落ちつかないものです。逆に真っ暗にしてもかえって緊張を高めてしまいます。ほどよい照明が理想的というと、寝室の光源に向くのがろうそくです。アロマテラピーのブームのおかげで、ろうそくを使ったランプ型のものが、さまざま販売されています。そんな中からナイトランプを選ぶと、ふつうの蛍光灯の100分の1程度の明るさが得られ、最適です。ただし、火事には十分注意しなければなりません。

光源は直接目に入れない

寝室の環境を整えようと壁紙やカーテンの色に気をくぼっても、ライティングが不適切だと、落ち着いた雰囲気を演出することができません。間接照明でやわらかい光が注ぐようにするといいのですが、洋室にべッドを置いたスタイルの場合、離れた位置にフロアスタンドを置く、小さなフットライトを点灯しておくといった工夫をしておくのがおすすめです。いずれにしても、光源が直接目に入らないように設定し、メインスイッチを消して休んでも、夜間灯としてこれらがあれば、ほどよい明るさが得られます。

照明のスイッチはすぐ手元においておく

眠りにつくまで本や雑誌を読む習慣のある人は、活字が睡眠薬がわりになっていて、不眠知らずとなるケースも多々あります。
それはそれで入眠儀式として大切にしたいのですが、問題は本を読んでいるの明かりです。「そろそろ眠くなってきたな」というとき、手を伸ばしてベッドサイドのスタンドの電源を切ることができればいい。だが、室内灯しかないとき、わざわざ起き上がって壁のスイッチを切ったりしていると、また目がさえてしまったりする。
面倒でそのまま寝てしまったとしても、睡眠中に明かりがまぶしくて寝返りを打ったりすれば、眠りは、自然と浅くなります。寝室の最後まで点灯しておく明かりのスイッチは、かならず手元で操作できるものにしておくといいでしょう。

明るくないと眠れない子供の場合はどうする?

暗闇ではオパケが出そう… などと子供らしい想像力から不安に陥り、寝つくときの添い寝はもちろん、もし夜中に目覚めても明るくないと大泣きしてしまう。
そんな子のために夜通し電灯をつけておくなんて、無駄づかいの典型です。
できるだけ早いうちにこのクセを直しておいてやらないと大変なことになります。
まず、明かりがないと眠れないという子の部屋に強弱を加減できるタイプの照明を選使います。
数週間をかけて、段階的にしだいに光源を弱めていき、最後は暗がりでも寝つけるようにしつけていくようにするといいでしょう。

照明器具のほこりの掃除は怠らない

ホコリのないきれいな空気の中で寝たいと思って、こまめに寝室の掃除をしても忘れがちなところが一か所あります。
蛍光灯などの笠です。下から見上げても見にくい場所なので、ついうっかりすることが多い場所です。
素朴なハタキや、あるいは化学モップのようなものでホコリ取りをしても、たとえばタバコのヤニなどがあると、こびりついたホコリがしだいにたまっていき、ハウスダストの原因になります。丁寧なふき掃除が必要です。
下からかぷせるカバータイプは、底にホコリがたまったり、光をめざして入りこんだしがいだ虫の死骸が落ちていたりすので外して丁寧に洗った方がいいでしょう。