布団を敷く場所も考える

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

毎日同じ場所には敷かない

畳に布団を敷いて寝るのは、湿気予防の面からいうとベッドにくらべてデメリットの方が多くなるのは当然です。
同じように、ダニアレルギーの人にも、布団は大敵です。敷いた布団のほどよい湿気、その上に寝ている人間の体温がダニの活動にいちばん最適な環境になってしまうためです。
根本的な害虫退治対策を講じると同時に、毎日の睡眠でもダニの攻撃から体を守る工夫をすることで快眠にもつながります。
それには、毎日同じところに布団を敷かないことです。前夜に敷いた布団で湿気をふくんだままの畳には、ダニの潜んでいる確率が高いためです。

寝室はコルクやフローリンクはNG

洋間の寝室でベッドを置く際、床材に何を使うかも快眠を左右する条件です。掃除のしやすさやベッドを置くことを考えてフローリングにすると、布団のホコリなども目につきやすく、きれいに保てます。すこし床に弾力が欲しいならコルク張りにする方法も思いつきます。 ただ、寝室に必要な保温性、吸音性、湿度調節のことまで気をくぼるなら、ウールカーペットの敷き込みがベストです。もしフローリングなら、せめて温度調節ゆかに床暖房を取り入れたいところです。

フローリンクの上に布団を敷くのはNG

敷き布団は硬めのほうがいいというので、マットレスを敷くのをやめ、フローリングの床に直接布団を敷いて寝る方法が思いつきますがこれはダメ。骨のためにはよくても、フローリングに被害が及んでしまいます。
それが、人間のかく汗による湿気で、毎晩同じ位置に布団を敷けば、湿度で床が濡れて変色の原因になる。フローリングに布団を敷きたければ、スノコを一枚置き、その上に布団を敷けば湿気の逃げ場所があってシミをつくらないですみます。スノコは押入に布団をしまう際にも必ず設置すると湿気対策になります。

北枕は安眠効果大

安眠の基本知識として、もうだいぶ前から「頭寒足熱」と言われてきました。頭は涼しく、足を温かくして眠るといい睡眠が得られるというものです。
その一方で「北枕」は縁起が悪いと言われています。
お釈迦様が入滅したとき頭を北に向けて寝たから、枕を北側にして寝るのは死者だけというものですしかし、涼しい北に頭を向けて寝るほうが理にかなっているのです。なにも迷信にとらわれる必要はないでしょう。

窓際で寝るのはNG

ベッドサイドの窓から外の泉色を眺めたくなるのは、誰もが同じです。病弱な美女の闘病の物語では定番の風景です。
ふつうの人が1日を終えて取るリフレッシュのための睡眠には、ほどよい気温や湿度のある寝室での熟睡が必要です。
もし窓際にべッドがあると、冬は隙間風の寒さを受け、室内でいちばん寒い場所になってしまいます。
冬にかぎらず、朝の冷え込みに、思わずプルプルと目を覚ますこともあるでしょう。
夏は窓を開けておけば涼しくて寝つきはいいかもしれませんが、逆に寝冷えの不安もあります。

東側の部屋はおすすめできない

春分の日を過ぎると、日の出は朝の6時よりどんどん早くなります。東向きの部屋では、それ以前からかなり明るくなった空の気配が、カーテン越しにもわかるでしょう。
ふつう、朝の目覚めは窓から差しこむ光や、鳥の声があれば、どんなに気持ちいいものだろうと思います。しかし、現実はとにかく遅刻しないギリギリまで寝ていたい人がほとんどです。そんな人に、早くから射す日の光は熟睡のさまたげ以外のなにものでもない。できれば寝室は東側の部屋を避け、日光の入らない環境にしておくほうが、睡眠不足を招かずにすみそう。やむをえない場合は、雨戸を閉める、厚地の遮光カーテンを選ぶなど、朝日を防ぐほうが安眠にはおすすめです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください