夏用のインテリアで涼しく過ごす
お気に入りのカラーでコーディネートした部屋は居心地がいいものですが、夏場に赤や黄色などの暖色系ばかりに囲まれていては、暑苦しさでストレスがかかってしまいます。せめて暑い時期だけでも涼しげな色や素材に変えてみるのもよい方法です。涼しさを感じさせる基本は、やはりブルー系の色です。手軽に変えられるカーテンやベッドカバーなどからトライしてみてはどうでしょう?
ほかにも、レース生地や、すだれなどをあしらっても、涼しげな雰囲気を出すことができます。
寝室を涼しくする工夫
真夏には、昼間の熱がこもってしまって、夜になっても寝室がムシムシと暑くなります。そこで、寝る数時間前に窓を開け放して、室外の涼しい空気と入れ替えてやると爽やかな空気になります。
また、さらに涼しくするには、家の外に打ち水をするといいでしょう。水が蒸発するときの気化熱を利用して、気温を下げる働きにより涼しくなります。マンションのベランダなどでは、あまりたくさん水をまくことはできませんが、コンクリートをすこし湿らせる程度でも効果があります。
首筋の汗の対策
寝つくまでにかいてしまった汗は、睡眠中に冷えて体温をうばってしまうようになります。とくに首すじにかいた汗は首や肩を冷やすので、翌朝寝違えたり、肩こりの原因にもなります。慢性的に肩こりの人や、ノドが弱い人などは、どんなに暑い夜でも、首にガーゼを一枚巻いておくほうがいいでしょう。ガーゼなら通気性がいいので、余分な汗を吸い取って、いつも肌をサラサラの状態に保つことができます。
就寝前の汗は放っておかない
生活習慣病予防もかねて、健康のためにウォーキングが流行していますが、それがほどよいストレッチになって、寝つきやすくなる… …というのは間違いではありません。ただ、暑いシーズンに、それでかいた汗をそのままにして寝ると、皮膚に残った汗の中の塩分が吸湿性をもち、蒸発の速度を遅らせるので、体温調節機能を鈍らせることになります。
汗は、ちゃんとシャワーや入浴で洗い流してから寝るようにします。
また、睡眠前の入浴はぬるめのお湯が原則です。
夏用の入浴剤も効果がある
夏は、就寝直前にお風呂に入ると、体が汗ばんで寝苦しいこともあります。そんなときには、すこしぬるめのお湯で入浴時間を短めにし(30分以内)、できれば、夏専用の入浴剤を入れてみるのがポイントです。
入浴剤といっても、血行をよくして体をポカポカ温めるものだけでなく、最近は風呂上がりにひんやりと清涼感を感じられるタイプのものが市販されています。
これらには重曹やミョウバン、あるいはメントール成分が配合されているので、湯あがりの肌もさっぱりし入眠しやすくなります。
冷房病になったらエアコンはNG
真夏の熱帯夜には、クーラーなしでは眠れません。これは、現代人の夏の安眠の習慣になってしまいました。しかし、ときには自然のほうに体を慣らす努力をしてみてもいいでしょう。クーラーによる夏風邪や疲労感、乾燥による喉への影響など、冷房病によるスタミナ不足からも解消されます。
クーラーを止め、窓を開け放って熱気を入れるなども逆によい効果があったりします。汗が噴き出してきたら、ぬぐうなり、うちわであおぐなり古来の方法で暑さをしのぎます。