カフェインは就寝前はNG
仕事の合間などにコーヒーを飲むと気分がすっきりしてリフレッシュされる、これは、コーヒーに含まれるカフェインに、脳を興奮させる働きがあるからです。深夜の仕事をしている人などは、コーヒーを仕事中に飲む習慣もあるくらいです。つまり、夜ぐっすり寝ようというときには、カフェインを含む飲み物を飲んではいけないということになります。
コーヒーに限らず、日本茶や紅茶、そしてコーラなどにもカフェインが含まれているので、寝る直前には飲まないほうがいいでしょう。
カフェインが及ぼす影響は120分
夕食後に、ついコーヒーを飲んでしまったとき、不眠に悩んでいる人なら「カフェインをとってしまったから眠れない… 」とまたまた悩みをかかえ、ストレスになってしまいます。でも、そんなに心配することもありません。カフェインの覚醒作用は、人にもよりますがせいぜい飲んでから2時間程度です。
寝る直前に飲んだというのでなければ、それによって眠れなくなるということはほとんどありません。むしろ、カフェインをとったことで心配するほうが眠りのさまたげに影響します。
コーヒーの疲労回復効果
カフェインが睡眠に影響を及ぼすからといって、コーヒーを一日中ずっと我慢する必要はありません。コーヒーは、心臓の働きを促して血行をよくしてくれる作用があるため、新鮮な酸素や栄養を体のすみずみに運ぶことができます。また、老廃物を体の外へ出してくれるので新陳代謝が活発になり、その結果、疲労が早く回復するのです。
就寝直前に飲むのはおすすめできませんが、昼間やお茶の時間などにちょっと一杯飲めば、夜まで疲労をためておくことがないので、よく眠れるでしょう。
就寝前のココアも控える
ミルクが安眠のもとなら、たっぶりのミルクでつくったココアも同じように効果があるの?と思ったら、実は大間違いです。ココアの中には、マグカップ一杯で約40mgほどのカフェインが含まれます。ココアは、かなり覚醒効果のある飲み物なのです。食物繊維が多いことから便秘解消効果が高く、おいしいので女性には人気です。
確かに空腹で眠れないときなど、1杯だけで満足感が得られるからよさそうな気がするのですが、やはり午後のおやつタイムの飲み物だと考えましょう。
タバコもNG
愛煙家にとっては非常に耳の痛い話ですが、タバコの吸いすぎは睡眠に悪影響を及ぼします。仕事の合間の一服で頭がスッキリするように、タバコに含まれるニコチンには覚醒作用がありカフェインと同様です。
実際に、ヘビースモーカーは吸わない人にくらべて、寝つくまでの時間が長くかかり、深く眠っている時間も短いことが確認されています。禁煙してみると、寝つきも早くなり、夜中に目覚める回数も減ります。
不眠で悩んでいるのなら、この機会にすっぱりやめたほうがいいでしょう。
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寝室の喫煙もNG
火事の原因が寝タバコというのは、これだけ嫌煙権がいわれる時代でもけっこうありますが、寝室でのタバコの害はこればかりではありません。気持ちのよいきれいな空気の中での睡眠が望ましいのですが、喫煙での空気の汚れ方は想像以上ですので寝タバコはしないようにしましょう。ふつうのタバコを半分くらい吸ったとき、炭酸ガスは2L、一酸化炭素が50ml発生するのをはじめ、窒素化合物が0.1ml、粉塵が10mgも室内にばらまかれるのです。
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