深夜遅くまで勉強する人は

夕方の昼寝は効果が薄い

受験生のあいだでは、帰宅してから夕食までのあいだに少しの時間、寝て、その後勉強してふたたび深夜2時ごろに就寝する「二度寝勉強法」というのがよくあるパターン。ところが、トータルで睡眠時間は足りているように見えても、実際には勉強の役にはあまり立っていないことがわかってきました。夕方から昼寝をすると、体が休まる深い眠りは得られるものの、脳が回復するためのレム睡眠はあまりとれません。それに比べ、午前中などの早い時間に昼寝をすると、レム睡眠の量が増え、頭もすっきりします。毎日というわけにもいかないでしょうが、せめて休みの日には、昼食後に2時間ほどの昼寝をするのが、勉強をはかどらせるにはよい習慣です。
OLやビジネスマンでも、資格をとるために勉強をしている人もいると思いますが、この場合も同じです。

睡眠学習はダメ!

「眠っているあいだにラクラク勉強法」などとうたう睡眠学習がすこし前に流行ったのですが、現在ではあまり見かけなくなりました。その学習効果はさておき、睡眠学習にトライした人は、不眠症や昼間の眠気などの睡眠障害になりやすいといわれています。睡眠の中でも、とくにノンレム睡眠は、日中働いた大脳を休ませる唯一の時間。その時間にまで大脳に情報を詰めこむなんて、まさに逆効果であることは、わかりきっています。

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください