さわやかな朝と心地よい夜(快眠のために)

寝付けない5つの習慣 眠りたいのになかなか眠れない

寝付けない5つの習慣 について紹介します。

寝付けない5つの習慣 眠ろう眠ろう!とそればかりに縛られない

ベッドに入ってもなかなか寝つけない、というので、すぐに自分を不眠症だと思いこむ人がいます。しかし、人はまったく眠らずに生きていくことはできないはずで、いつかどこかで睡眠をとらなければ生きていけない動物です。眠れない、不眠症だと訴える人の多くが、ベッドに入ると「眠らなければいけない」という思いにとらわれすぎて、かえって寝つきを悪くしていることが多いようです。

あまり「眠ろう、眠ろう」と意識しないほうが、かえっていい結果が得られるはずである。ちょうど、大事な会議の最中に「居眠りは厳禁!」と思えば思うほど睡魔に襲われるというのと同じで、「絶対に眠ってたまるか」くらいの気持ちでいると、ふしぎに寝られるかもしれません。

神経質に睡眠時間を数えることはやめよう

睡眠にとらわれる人というのは、「夕べは○○時間しか寝ていない」とか、「今朝は○時に起きたから眠い」などと、時間を気にしすぎる傾向があります。8時間睡眠をとったら熟睡で、5時間だと睡眠不足と決めつけてしまっているのでしょう。そして、「早く眠らなくちゃ」とか「寝不足で体が重たい」といった意識も強くなっていく傾向にあります。その結果が、自分で自分に貼る「不眠症」というレッテルだったりするわけです。

「今日はどのくらい眠れるだろうか」と神経質に睡眠時間を計るようなことはしないで、寝不足だったら、昼食の後に数分仮眠して解消するとか、早起きした日はベッドにる時間を早くするなど、ほかの部分で補うつもりでいれば、気もラクになりますし、もっともっとリラックスできるはずです。

不眠症だと思い込まない

自分は不眠症だと思っている人のほとんどが、どこかで自分が眠っていることに気がついていない場合が多いです。不眠症だからと入院までして、「ほら、わたし、ゆうべも一睡もできなかった」という人が、じつは昼間はグッスリ寝ているといった笑い話さえあるほどです。ベッドでなかなか寝つけず、朝に眠気が残っているという程度のものなら、通勤電車の居眠りで、不足分を取り戻していたりします。

不眠症を訴える人は、たいてい自分が本当は、寝ているのにそれを認めたがらないもので、その気持ちが「自分は寝不足だ」という精神状態に陥らせているだけです。不眠症の克服には、「自分は十分睡眠をとっている」と信じるのがいちばん効果的かもしれません。

夢毒見たことも気にしない

朝の目覚めで「いやな夢を見た」と気になったり、「なんだかたくさん夢を見たが、それだけ眠りが浅かったので疲れがひどい」などというとき、あまりそれにこだわる必要はありません。夢はふつう、体は眠っているが脳は活動している「レム睡眠」のときにあらわれ、そのつぎに訪れる、脳も体も深く眠っている「ノンレム睡眠L のあいだに忘れるものです。

レム睡眠の直後に一瞬だが覚醒する瞬間があると、それを記憶しています。たいていは覚えていないだけのことです。夢を見たこと自体をそれほど気にする必要はありません。それよりも「また夢ばかり見るのだろうか」などと不安な精神状態のまま眠りにつくほうが、リラックスのさまたげになり、それだけ安眠、快眠から遠ざかってしまいます。

睡眠リズムの変化を気にしない

年寄りは朝が早い…と言い習わされてきましたが、それは、実際に睡眠のリズムが年齢とともに変化することを示すものです。浅いレム睡眠と深いノンレム睡眠のリズムは、一般的に90分を1単位としてくり返しますが、ふつうの成人でレム睡眠の割合は20~25%です。最低でも3単位取っていれば、ノンレム睡眠の深さで補うため睡眠不足にはならないのが人間の体です。

高齢化にともない、このレム睡眠の割合が増え、それだけ眠りの浅い時間に目覚めやすくなってくるのが早起きの原因ともいえるわけです。まだ高齢といわれる年齢ではない人でも、この90分1単位のサイクルに照らし合わせ、3単位以上寝ていれば、睡眠不足や不眠に悩む必要はありません。

 

不眠の妨げになる「心配事」に負けない習慣

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